第57回:建物をスキャンする

建物をスキャンする時って?

ToFのエリアスキャナを使って、建物をスキャンする事が増えてきています。
単純にスキャンするとスキャナの特性から、膨大なデータ量になってしまい、その後のデータ処理がとても大変です…ではどうしたら良いのでしょう。
製造品にしても建物にしても同じ事になりますが、曲率が高い部分は濃く、低い部分は薄くって表現します。

と言う事は、建物の場合、壁の部分(下図のような外壁等)は解像度を落としてスキャンします。そうするとスキャンする時間も短く済みますし、データ量も少なく抑える事が可能です。
壁の部分は平面に近しいと思いますので、点間ピッチを粗くしても平面として認識する事は可能です。

建物の外側であっても配管が多いプラントのような建物や、工場の中で柱や梁(下図のような物)をしっかりと撮りたい、製造設備も入れてしっかりと撮りたいと言う場合は、解像度を高くしてその物の形状をしっかりと認識できるようにスキャンします。

形状を認識できるようにって?

スキャンした点群データの点間ピッチによって、形状を認識できるかどうかが変わります。
点間ピッチが広いと、データを開いた時に一見カタチはわかりますが、アップにするとよくわからないと言う場合が多々あります。せっかく撮ってきたのに、何を撮ったかよくわかないと困りますよね。
反対に点間ピッチを狭くして撮ると、アップしても形状がわかります。

スキャンする対象物によって、スキャン解像度を変更して形状認識もデータ量も適量なデータスキャンを目指して欲しいです。

ちなみに形状が認識できる出来ないで、データ処理を行う際に大きく影響してきます。

もっと詳しく聞きたい!

点間ピッチは計算で算出できます。計算方法は、オンデマンド講座「Section4 座標変換の基礎」の中で解説していますので、そちらをご覧いただければと思います。

当会ではいつでも対面またはwebでご説明(初回無料:2回目以降有料)いたしますので、興味をお持ちの方は是非お知らせください(メール相談は無料です)。
もっと詳しく聞きたい方は、事務局(info@3dst.org)までご連絡ください。

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