第80回:安い3Dスキャナの落とし穴

3Dスキャナの選びの落とし穴

前回の続き?になります。3Dスキャナが一般的になり始め、安い3Dスキャナが提供されています。
低価格なモノは導入しやすくて良いです。ですが、そこには大きな注意点があります。

追加で購入される方には…
・所有している台数では足りなくなった
・大きさや重さの問題でもう少し利便性の高いモノが必要 などがあるかと思います。

新たに3Dスキャナを購入される方は…
・顧客から3Dデータの提供を求められら
・全体的な仕事の流れを見直したい
・作り上げたモノを3Dデータ化したい などがあるかと思います。

もちろん、そのほかの理由もあるかと思います。

低価格で3Dスキャナが提供され、見た目では「良いね」って思われる方も多いと思いますが…
・形状再現性が低い
・精度が安定しない
・同じモノを繰り返しスキャンしたらいつも違う結果になる など
困った現象が起きているかと思います。

低価格の3Dスキャナは、まず「測定器」ではありません!ので、精度が保証されていない事に十分に注意してください。もちろん検査用途では使えません(たまに「検査で使えます」って言う営業担当がいるようなのでご注意を)。
また、解像度も限りがあるので細かい形状は再現できないと思いますよ。
安いモノ vs 高いモノって、プラスチックのものさし vs 三次元測定機(CMM) くらいの差があると思ってください。

ほかには?…

最近は10万円から数十万円程度で購入できるモノが増えてきています。
ですが、それってスキャナ自体の価格なので、パソコンは含まれていません!まぁ当然ですけど。

3Dスキャナで活用するパソコンは、かなりのスペックは求められます。なにせ3Dデータってデータサイズが大きいので…
仮に3Dスキャナが30万円だとしましょう、そのスキャナに使うパソコンは40万円以上します。
パソコンの推奨スペックとして、メモリ32MB以上、GPU8GB以上(NVIDIA必須)CPU i7以上は必要になります。最近のパソコンって高いので…
そのため、スキャナ自体が安くてもパソコンが高額になるので、よく確認してからのが良いです。

そんなこと言われても…どうしよう…

&、3DST事務局に「0.1㎜程度で撮れれば良いから安いモノってありませんか?」って聞かれます。
0.1㎜で撮れるってものすごい技術なんですね。簡単には達成できない精度なんです。
0.1㎜をクリアしている3Dスキャナで安いモノって言うと、パソコンいれて600~700万円くらいはしますので、予算を決める前に何を必要としているかを明確にしてくださいね。
困ったときは、まず3DSTに相談(info@3dst.org)してください!

もっと詳しく聞きたい!

web上だけではわかりづらいです。もっと詳しく聞きたいです!
って方は、9月11日開催の「3DSTトレンドセミナー」にお越しください。3Dスキャナの選び方はもちろん、代表的な3Dスキャナの実機展示も行いますので、その違いを体験していただきたいと思います。

どうしてもその日は行けないって方は…

当会ではいつでも対面またはwebでご説明(初回無料:2回目以降有料)いたしますので、興味をお持ちの方は是非お知らせください(メール相談は無料です)。
もっと詳しく聞きたい方は、事務局(info@3dst.org)までご連絡ください。

すでに、多くのの企業様で、「良いも悪いもお話していただき相談して良かった、検討している最中のモノだとやりたい事が出来ないのがわかり導入機材が明確になった」、等の声を頂いています。セカンドオピニオン的な感じで気軽にご相談ください。

*まずは無料相談を!是非お問合せください!

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