第87回:3Dスキャンの認定試験

認定試験?なにそれ?

3Dスキャンを常に行っている方には、わかるかと思いますが、簡単そうに見えて結構難しいんです。
表と裏を繋ぎ合わせはどうするのか、どこを基準に検査するか、この建物は何か所からスキャンすれば良いか、CGを作る時にのデータ量等々、様々な事を考えながらスキャンしています。

また、3Dスキャナの特性、ものづくりの知識、寸法精度の考え方等、広い知識も必要になります。
「これスキャンしておいて」って簡単に言われますが、その中には膨大な情報量が詰まっているんです。

その為、スキャンをする人がどれくらいの知識量を持っているかを見える化したのが、認定試験になります。

認定試験って何をするの?

3DSTで認定する3Dスキャンスキルは、以下の3段階になります。

Basic:3Dスキャンアドバイザー
Advance:3Dスキャン1st⁺(ファーストプラス)アドバイザー
Meister:3Dスキャントータルアドバイザー®
詳しくはこちら→認定資格

BasicとAdvanceは、学科のみの試験になります。学科のみ?って思われた方もいるかと思いますが、かなりの情報量が必要になります。

Meisterは、1年間の実績(レポートを提出していただきます)より、理事会にて認定を行います。

それぞれ、合格した方には認定証として賞状とカードタイプの証書をお送りしています(会員のみ)。
また、実技研修も行っており、こちらは実技研修終了証を発行しております。

スキャン出来るモノと出来ないモノがあります、ワークに向いているスキャナを選びスキャンしてくれる方もいます。誰でも簡単に撮れるように思えますが、実は意外と難しいんです。
ですが、写真でも同じですよね。簡単に写真を撮れる時代になってはいますが、プロの写真家もいますよね。やっぱりプロにお願いするとそのクオリティの違いがはっきりとわかるかと思います。

スキャンしたいモノがあった際、専門業者にお願いする時でも認定資格を所持しているか確認していただければと思います。間違えたデータをもらってしまうと大変です。あとから撮り直しが出来ない場合は尚更です。

これからは個人でも3Dスキャンを行えるようになってきます。個人で購入できるレベルの3Dスキャナも提供されています。誰にでも出来るけれども、大切な思い出をしっかりと形に残すには、認定資格を持っている人にお願いするようにしてくださいね。

あなたは、3Dデータで何をしますか?必要な3Dデータは何ですか?

もっと詳しく聞きたい!

当会ではいつでも対面またはwebでご説明(初回無料:2回目以降有料)いたしますので、興味をお持ちの方は是非お知らせください(メール相談は無料です)。
もっと詳しく聞きたい方は、事務局(info@3dst.org)までご連絡ください。

すでに、多くのの企業様で、「良いも悪いもお話していただき相談して良かった、検討している最中のモノだとやりたい事が出来ないのがわかり導入機材が明確になった」、等の声を頂いています。セカンドオピニオン的な感じで気軽にご相談ください。

*まずは無料相談を!是非お問合せください!

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