第89回:3DデータをAIで作る

AIってどこまで出来るの?

CAD設計にしても3Dスキャンにしても、AI(人工知能)を使えば、もっと便利になるでしょ?ってよく聞かれます。特にデータ処理の分野では尚更聞きます。でもそれって、本当に便利なのでしょうか?

知識や技術は、時間が経つと必ず誰かにマネされます。論理的に正しいこともまた、
いずれ誰もがその結論にたどり着きます。
論理に頼るかぎり、人は同じ情報やデータを使うため同じ結論に至るからです。
論理的思考というのは積み重ねの学問だから、そこに合理性を持ちこんでしまうと、同じ決定がなされます。その為、価格勝負になってしまいます。このことは生成AIについても同じことになります。
AIは、正しい答えを示してくれます。ダ・ヴィンチやアインシュタイン、もっといえば、ドラえもんに尋ねることができるようなもので、正解を教えてくれます。

その為、AIを活用する事で、同じデザインになったり、同じ処理になったり、良い事も多々あるかと思いますが、独自性がなくなると言う反面を持ち合わせてます。

すでに簡単な形状なら(湯呑、椅子、机等)、AIに指示(プロンプト)を入れる事で作る事が可能です。
データ処理、特に検査領域では、人が操作を行わずに欠陥部位見つける事も可能となってます。

前述の質問に答えるなら、AIを使う事で便利になります。

AIで作った野菜の画像です

そうなんだ?じゃ、もう苦労しなくてよいね

AIを.活用する事で簡単な形状は作れます、もう少し経てば難しい形状も出来るようになると思います。
既にできるのかもしれません。では、その差はなんでしょう?
それは、AIに対しての質問力、指示力で差が付くから、指示(プロンプト)を明確にすれば良いだけかもしれません。

このプロンプトに頼れるのは、おそらく今年までかなと思います。
と言うのも、最適なプロンプトを配ってしまう人が現れるからです。

大切なことなので、考えてください。
AIで形状は作れるようになります、検査も出来るようになります。では、私達は何ができるんでしょう…

形状データは作れても、どの材質を使って、どのようにリアルワールドでモノを作るか…
データから欠陥部位は見つけられてもその原因は何なのか…

AIでは、リアルワールドで起こっている事実は、誰かが入力しなければわかりません。その入力も膨大なデータを入力する必要がありますよね。

その為、リアルワールドで起きている事実を把握し、最適な回答を導き出せるのは、我々人間になるって事です。

AIに仕事を奪われるなんて言われていますが、ものづくりの最前線にいる皆さんは、まだ大丈夫のようです。
更に技術を磨いてAIがかなうはずないくらいの技術力を身に着けて頂ければと思います。

AIはいらない⁈

AIも活用してください。AIに頼りすぎずに、AIも活用する。生産性を上げる為にも、これからは、上手にAIも活用して、欠陥部位の原因は何なのか、短期間で見つけ、対処できるようになれば、誰にでも良い環境が出来るかと思いますので。

AI の使い方、教えて欲しい。って思われたら、お問い合わせください。
AI講座でも開こうかなって思ってます(笑)

当会ではいつでも対面またはwebでご説明(初回無料:2回目以降有料)いたしますので、興味をお持ちの方は是非お知らせください(メール相談は無料です)。
もっと詳しく聞きたい方は、事務局(info@3dst.org)までご連絡ください。

すでに、多くのの企業様で、「良いも悪いもお話していただき相談して良かった、検討している最中のモノだとやりたい事が出来ないのがわかり導入機材が明確になった」、等の声を頂いています。セカンドオピニオン的な感じで気軽にご相談ください。

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