第75回:3Dスキャンを学ぶ

3Dスキャンってどこで学べるんですか?

「3Dスキャンって学んだことありますか?」と言う質問をしたところ、多くの方は「ありません」とお答えします。日常的に活用している方でもです。それはなぜでしょうか?

日常的に活用されている方に、「どこで学びましたか?」とお聞きすると、「会社のOJT」「メーカーの操作教育」とお答えする方が多いです(ほぼそうお答えしますね)。

3Dスキャンが世の中で活用され始めたのは、二十数年前程度で、まだ若い技術と言っても良いかと思います(ここでいう活用とは、製品として提供されてからを意味してます)。
その為、学問的メソッドはまだ確立されていないのが実情になります。

では、なぜメソッドがないのでしょうか?
活用する場面によって、スキャナ自体が変わります。製造業で使うスキャナで大きな建造物をスキャンするには無理がある為です。3Dスキャンと一括りにする事が出来ないんですね。
そうだとしたら、製造業向け、建設業向けなどのメソッドを作れば良いと思われる方もいるかと思いますが、3Dスキャンの原理原則(計測技術)はおおよそ同じなので、技術そのものを知る事から始めるのが良いと思っています。

どういう事?

3Dスキャンは、おおよそ三角測量法とTime of Flight法のいずれかの計測技術が用いられています(他にもありますが、ここではこうしておきます)。
その技術の違いにより、スキャンする対象物の向き不向き、精度、形状再現性などが違う為、対象物によって使う3Dスキャナを選ぶ必要があります。その為、深く理解する必要はありませんがその違いを知ると言う事は重要だと考えています。知っているからこそ、このスキャナを選んでますと言えるようになってほしいと思っています。

 また、「誰から学ぶ」かも重要です。

会社のOJTやメーカーの操作教育でもそうですが、教えてくれる方の活動している立場によって、全く違うアドバイスになります。時には、勘違いや食い違いから本当のような間違いを教わることもあるかと思います。
その為、私たちは尋ねられた方に応じて、それぞれ別の答えをしています。
それは、その人のやりたい事でアドバイスが異なる事もあり、置かれている環境でも違いが出ると思うからです。教えてもらう人によって、理解度が変わるのはわかると思います。
それと同様に尋ねた人によっても、質問の意図が変わるはずですよね。

なら、どうしたら良いの?


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本を読んだだけだとわかりづらい部分もあります。本からでも学べますが、「誰から学ぶ」も重要な要素になります。本だけではわかりづらい事も直接話しをするだけで理解度が高まります。

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