第4回:ToF形式の3Dスキャナー

Time of Flight方式の3Dスキャナー

測定対象物が地形や建物の外観全体であったり、施設の内部全体といった大きく広範囲な場合に用いられるレーザー式の3Dスキャナーです。その名の通り、照射した光源が、測定対象物にあたりその反射光が戻るまでにかかる時間から距離を測定する方式です。

用途と特徴

建築や土木工事の際の測量に用いられているのはもちろん、近年高速道路や橋梁といった既存の構造物のデジタルデータ化といった用途で多く用いられています。また、遺跡等の文化遺産、工場内の配管、プラント全体をスキャンしたいといった際にも使われているスキャナーです。

短時間で広範囲をスキャンできることを強みとしています。地形の等高線図の作成、任意地点での断面図の作成などの用途から、工場内に新たに配管を敷設するための設計に用いられるなど使用目的は多岐にわたっています。

そんなに大きなものがスキャンできる3Dスキャナーがあるなら、全てタイムオブフライト方式で良いのでは、とお考えになった方もいるかもしれません。しかし、タイムオブフライト方式は測定対象物との距離にもよりますが、取得される点群データの隣り合う点と点との距離である点間ピッチが大きく、精度も数mmオーダーであるため小さく精度が必要なものの測定には向きません。

取得されるデータ量が大きくなってしまうことにも注意が必要です。広範囲のデータになればなるほど、データ量は膨大となり扱い易さが減少してしまいます。必要なエリアのみをスキャンしたり、点群を間引くといった対応が必要になることもあります。

もっと詳しく聞きたい!

当会ではいつでも対面またはwebでご説明(初回無料:2回目以降有料)いたしますので、興味をお持ちの方は是非お知らせください(メール相談は無料です)。
もっと詳しく聞きたい方は、事務局(info@3dst.org)までご連絡ください。

すでに、多くのの企業様で、「良いも悪いもお話していただき相談して良かった、検討している最中のモノだとやりたい事が出来ないのがわかり導入機材が明確になった」、等の声を頂いています。セカンドオピニオン的な感じで気軽にご相談ください。

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