第16回:重要なのは位置合わせ

導入した測定器が使えないんです…

3Dデータを使ってCADと比較したい、データ同士を比較したい、寸法を測定したい等、やりたい事はあると思います。最近よく聞かれる事があります、「この3Dスキャナーを買ったんだけど、まったく使えなくて買って損した」、「なんでも出来ると聞いたんだけど、全然出来ない」、「すぐにCADと比較できると聞いたんだけど、出来ません」などなど…
どのような3Dスキャナーを活用しても、すぐにデータは取れますが、すぐにCADと比較したり、寸法を出す事は出来ません。
では、どうしたらようのでしょうか?…

どうしたら使えるようになるの?それが「位置合わせ」です!

そこで重要なのは位置合わせ(座標変換とも言います)です。
「位置合わせ?何それ?」って思った方もいると思いますが、取得した3Dデータは、測定器から見た位置でデータ化されますので、CADと比較をする場合は、CADの位置に取得した3Dデータ移動させないと比較できません。よね?そのCADの位置へ3Dデータを移動させる事を位置合わせまたは座標変換と言います。
位置合わせをしないと、なにと比較しているのかがわかりませんので。使えないデータと思われるかもしれません。ですが、位置合わせを行う事でCADとの比較や、データ同士の比較、寸法測定(1次元、2次元、3次元寸法です)ができるようになります。

ではどうすれば良いの?

では、位置合わせはどのようにやれば良いのでしょうか?
基本的な位置合わせは、「面-軸-原点(3-2-1とも言います)」と言う合わせ方です。
座標変換すべての元になる基本の「き」です。以下のように点の数で要素を作成します。
点の要素3点で平面、2点で線(軸)、1点で点(原点)です。移動元の平面と移動先の平面を選択し、その後、線(軸)を選択します。線(軸)上でワークが線(軸)方向に移動できてしまう為、最後に点(原点)を使って移動を固定する方法です。

言葉ではわかり辛い…他の方法もある?と思われた方は、こちらまでご連絡ください。

3Dスキャナーは決して万能なモノではありません。すべては使い方次第です。
使えない測定器は存在しませんので、「使えなくて困ったな」と思った際は、当会へご相談ください。

もっと詳しく聞きたい!

当会ではいつでも対面またはwebでご説明(初回無料:2回目以降有料)いたしますので、興味をお持ちの方は是非お知らせください(メール相談は無料です)。
もっと詳しく聞きたい方は、事務局(info@3dst.org)までご連絡ください。

すでに、多くのの企業様で、「良いも悪いもお話していただき相談して良かった、検討している最中のモノだとやりたい事が出来ないのがわかり導入機材が明確になった」、等の声を頂いています。セカンドオピニオン的な感じで気軽にご相談ください。

*まずは無料相談を!是非お問合せください!

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