第27回:スキャンの順番

スキャンする時の順番?

今回は、3DSTトレンドセミナーの冒頭で毎回ご紹介しているスキャンの順番を、ご紹介いたします。

「スキャンする時に順番なんてあるの?」と思われる方もいるかもしれませんが、スキャンを行う順番によっては、終わった後の測定精度に大きく影響します。

下図はパターン投影カメラ式でスキャンした場合の撮影順を示しています。分かりやすいからと言う理由で多くの方は、下図の左側のように、端から順番にスキャンしていると思います。1ショット目と2ショット目の位置合わせは、1ショット目を基準に位置合わせを行いますので、2ショット目との位置合わせに合わせ誤差が加算されます。3ショット目は2ショット目に位置合わせを行いますので、さらに合わせ誤差が加算されてしまいます。

そうすると、ショットを重ねるごとに位置合わせ誤差が加算されるので、測定誤差がかなり大きくなります。

それとは違い下図のように、中心から撮影を行っていくと、1ショット目を基準として上下左右の各ショットは、2ショット目となるので、合わせ誤差を少なくする事ができるので、位置合わせ誤差を抑える事ができ、測定誤差も少なくする事が可能です。

他のスキャナーでも同じ?

パターン投影カメラ式に限らず、多関節アーム+光切断方式でも同じ事が言えます。また、ロングレンジのエリアスキャナーであっても、中心から測定を行う方が位置合わせ誤差を抑える事が出来ます。

中心からスキャンを行うのは、不慣れな方にはやりづらいかもしれませんが、測定精度を保ってしっかりとしたスキャンを行うには大切な手法になりますので、是非チャレンジしてみてください!

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