第12回:3Dデータの価格と価値

3Dデータにできるもの

最近よく問い合わせをもらうのが、「これを3Dデータにできますか?」。単純にお応えすると形がある物であれば、3Dデータのする事は可能です。ですが、いろいろと制約があるのも事実です。例えば…透明なモノ(ガラス等)は出来ない、黒く光沢の強いモノはできない、実物を全く同じにはできない(精度の話で)等。まずはそれらをお聞きしてから3Dデータにできるかどうかを判断いたしますが、価格の話しになると連絡が途絶えてしまうケースがほとんどです。

では、3Dデータの価格とか…

3Dデータにするには、最低でも3Dスキャナーと技術を持つエンジニア(オペレーター)が必要です。大きさによりスキャンする日数も変わってきます。

3Dスキャナー自体は、その精度と計測技術によって変わりますが、およそ数十万円〜数千万円までと幅広く、中心価格帯として数千万円はするものです。しかも、購入してすぐ使えるものではなく、エンジニア(オペレーター)は、何ヶ月もかけて習熟しますので、相応の工数が発生します。それらを鑑みると、手のひらに乗るサイズの部品なら、3Dデータにするのに数十万円程度(形状とデータ形式によって異なる)かかります。さらに大きなものになるとそれなりに。

3Dデータの価値とは…

データ取ってもらうだけでそんなに費用がかかるの!?って、思われる方も多いと思いますが、接触式の点測定と違い3Dデータは全体的に立体的にモノを捉える事ができますので、表面全体の凹みや歪みを見る事ができたり、建物の場合は設備の搬入経路を検討したり、装飾部品のサイズを計算したり、さらにその3Dデータからモデリング(リバースエンジニアリング)をする事で同じ部品を復元したりと幅広く活用する事ができます。そのデータの使い方次第で大きな効果をもたらします。実際に3Dスキャンを行なっている場面を見た事がある方には簡単そうに見えますが、相当の技術とスキルを持ち合わせているから、簡単そうにできる事ですし、3Dデータの効果を最大限に活用できるのも技術を持つエンジニアだからです。単純に3Dデータにしただけでは、あまり効果はありません、そのデータを「活きたデータ」にするには、優れたエンジニアと、どのように3Dデータの活用するかを検討しているあなた次第だと思います。

3Dデータを有効に活用したい!しっかりとした3Dスキャンを!とお考えの方は、当会認定の「3Dスキャントータルアドバイザー」にご相談してみはいかがでしょうか?

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当会ではいつでも対面またはwebでご説明(初回無料:2回目以降有料)いたしますので、興味をお持ちの方は是非お知らせください(メール相談は無料です)。
もっと詳しく聞きたい方は、事務局(info@3dst.org)までご連絡ください。

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