第13回:3Dデータを活用したデジタルアッセンブリ

3Dデータを活用したデジタルアッセンブリ?

アッセンブリと聞くと、モノとモノを組み合わせると言う事と思います、あくまでの実物を使った事になります。ですが、3Dデータを使う事で、アッセンブリをパソコンの中で行う事ができます。実物を3Dスキャンした3Dデータを活用し、デジタルでアッセブリする事で、組み付けた爪がしっかりと刺さっているか(爪が大きく刺さっていない、爪が小さく緩くなっている等で組み付け不良が発生する)、合わせ面がちゃんと接しているか(面で接しているはずなのに点で接していて液体が漏れる等の不具合が発生する)等がわかるようになります。

ではその手順は…

A部品をスキャンした3DデータとB部品をスキャンした3Dデータを準備し、組み合わせる場所を使って位置を合わせます(これを位置合わせや座標変換等と言う)。座標変換作業にはオペレーションが必要ですが、合わせる基準(場所)を明確にし、事前に登録する事で、自動で行う事も可能です。

  1. 2つの部品単体をスキャンし、3Dデータを取得する。
  2. 部品を実際に組み付けて全体をスキャンし、3Dデータを取得する(組み合わせた状態でスキャンしてからでも可能です)。3つの3Dデータが準備できたと思います。
  3. 1で取得した2つの3Dデータを2で取得した3Dデータに対応した位置に位置合わせを行い、重ね合わせる。
  4. 1で取得した各々の3Dデータがパソコン上でアセンブリされた状態となる。断面を作成し、組み付け状態を確認する事が可能となります。例えば、合わせ面が面で接している場合は、断面線に隙間がない状態である事がわかると思う。

このように作られた2つ以上の製品を3Dスキャンし、パソコン上で組み付ける事で、その製品がどのように作られているかを詳細に知る事ができます。また、3Dのデータとなっているため、データ上の任意の位置(見たい場所)を詳細に確認する事が可能となり、製品をよりよく設計し、不都合があった場合は治す事が可能となります。

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