第14回:精度と解像度

高解像度は高精度って本当?

3Dスキャナの精度について、よく聞かれます。「そのスキャナの精度ってどれくらいですか?解像度が高い方が精度って良いんですよね?」。

解像度は高い方が精度は良いと思われがちですが、それって本当でしょうか?確かに解像度が高いと取得するデータ数も多く、細かくデータが取れるので、より良い精度で測定できそうに思えます…

3Dスキャナーは、キャリブレーション時に使うマスターゲージを測定して、寸法精度を値付けしますので、測定精度はマスターゲージに依存します。高解像度の3Dスキャナは、その解像度から形状再現性は高いですが、測定精度は、マスターゲージに依存するため、同じマスターゲージを使っている場合は、解像度の高い低いで寸法精度(保証精度)は変わらないのです(すべての3Dスキャナーに言える事ではありませんのでご了承ください)。

解像度の違いで3Dデータは変わるの?

微細な形状も再現した高解像度の3Dデータと、大まかな形状再現のみになる3Dデータ、どちらも同じ3Dデータです。微細な形状を再現するには、解像度の高い測定器で、時間をかけて測っていきます。全体の形状をざっくり測りたい時には、解像度を落として短時間で測っても良いと思います。

このように3Dデータをどのように活用するか、目的によって3Dスキャナーも使い分け(レンズを変えたりとか)が必要です。決して万能なものではありません。数ある3Dスキャナーの中で、自分たちに適したものは何なのか、悩んでしまった場合は、気軽に当会までご相談ください。もしくは、当会認定の「3Dスキャントータルアドバイザー」にご相談してみてはいかがでしょうか?

もっと詳しく聞きたい!

当会ではいつでも対面またはwebでご説明(初回無料:2回目以降有料)いたしますので、興味をお持ちの方は是非お知らせください(メール相談は無料です)。
もっと詳しく聞きたい方は、事務局(info@3dst.org)までご連絡ください。

すでに、多くのの企業様で、「良いも悪いもお話していただき相談して良かった、検討している最中のモノだとやりたい事が出来ないのがわかり導入機材が明確になった」、等の声を頂いています。セカンドオピニオン的な感じで気軽にご相談ください。

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