第23回:3Dスキャナーを活用するメリット

3Dスキャナーを活用するメリット?

3Dスキャナーを使うと、どのようなメリットがあるのか?
「インターネットや展示会で色々調べて行くと良さそうな事はわかるんだけど、実際にどのようなメリットがあるのかがわかりづらい」と思われいる方が多いかと思います。
現に使っている方にとっては当たり前かもしれませんが、これから使われる方にとっては、高額であるため、なかなか踏み出せないと思われる方も多いかと思います。
今回は、活用した場合のメリットについてお話しさせていただきます。

面で測定できるは、あまりメリットでは無い?

これから3Dスキャナーを導入しようと思われている企業にお聞きします。

現在、どのように製品の検査を行っていますか?

ノギスやマイクロゲージ等で検査するポイントを測定しているかと思います。ものづくりをやられている会社では、作られた製品が設計図通りかを検査する必要がありますよね?

色々調べていてよく言われると思うのが、「ノギスやマイクロゲージ等の測定では、点と点の検査になってしまい、検査ポイントのみ測定できるけど、3Dスキャナーだとワーク全体を短時間で測定できるのでワーク全体、面での傾向を見る事が出来ます」。それってあなたにとって、本当に魅力的でしょうか?

検査作業自体は、現段階で成り立っていると思いますので、あまり魅力的では無いのでは?と思います。

ノギスやマイクロゲージ等での検査でも、現段階では成り立っていると思います。
ですが、検査するのに時間がかかっていて、検査する数が多くはないのではと思います。実は、3Dスキャナーを活用するメリットの多くは、時間短縮(工数削減)にあります。

ノギスやマイクロゲージ等での測定は…
・検査ポイントの寸法を読み取り
・検査シートに記入して
・パソコンに入力して
・検査レポートにまとめる。
場合によっては複数人で行っているケースもあると思います。

3Dスキャナーでの測定では、事前準備に時間はかかりますが、ワークを測定(撮影・レーザーを倣う)するだけで、検査レポートまで自動で出来る機能が備わっているモノが多い為、一人で行う事が可能です。

実際に、3Dスキャナーを活用し始めて、検査工数が60%削減した事例もあります(10年前です、今はもっと削減できると思います)。

初期投資はかかりますが、2~3年で見ると…
・入力ミスがなくなる(すべてパソコン内で自動で行われる為)
・検査するワーク数が増える(測定時間が短縮される為)
・作業者を減らせる(一人で多くのワークを測定できる為)
と言う、工数削減のメリットが伺えます。

その他、3Dデータを活用する事でワークの復元(リバースエンジニアリングってよく聞きますよね)や、不具合解析等もできるようになります(これからの事例はまた別の機会に)。

慢性的な人手不足に…

今は慢性的な人手不足になっている時代です。熟練者が定年退職をしていく中、新入社員が入ってこない。と言う悩みが多く聞きます。

人手が足りないのに、生産数は増やします。でも残業は減らしてね。と言われている方も多いのではありませんか?
かけられる人手は限られていますので、作業の効率化を図らないと目標達成できませんし、社員の負担を減らしてあげるのも上司の役目かもしれません。

「どうすれば効率的になるかな」と普段から考えている方は、近くの3Dスキャントータルアドバイザー(法人会員一覧で在籍者がいる企業を確認できます)か当会事務局までご連絡ください。あなたの悩みを一緒に考えさせてください。

3Dスキャナーは決して万能なモノではありません。すべては使い方次第です。
使えない測定器は存在しませんので、「使えなくて困ったな」と思った際は、当会へご相談ください。

もっと詳しく聞きたい!

当会ではいつでも対面またはwebでご説明(初回無料:2回目以降有料)いたしますので、興味をお持ちの方は是非お知らせください(メール相談は無料です)。
もっと詳しく聞きたい方は、事務局(info@3dst.org)までご連絡ください。

すでに、多くのの企業様で、「良いも悪いもお話していただき相談して良かった、検討している最中のモノだとやりたい事が出来ないのがわかり導入機材が明確になった」、等の声を頂いています。セカンドオピニオン的な感じで気軽にご相談ください。

*まずは無料相談を!是非お問合せください!

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