第31回:自動測定?

スキャンを自動で出来るの?

数年前から、「自動で部品を測れる装置ってありますか?」と聞かれる事があります。
自動計測の需要が出てきているんだなと思います。

3Dスキャナー自体は、ご自身の手で動かしながらスキャンして行く装置です。
この部分をこうすれば良く撮れる、とか、ここはちょっとコツがあって、とか。
使いこなしている方からするとそんな感じです。

同じワークを数多く測る場合は、やっぱり自動で行いたいと言う事をみなさん考えると思います。
そこで、3Dスキャナーを産業用ロボットに持たせて、自動で測る装置が結構提供されています。ご存知でしたか?

国内で一番有名なのは、「Scan Box」になります。ドイツgom社で提供されているものです。安全柵も含まれているので、設置場所に置けば良いと言うパッケージ商品です。丸紅情報システムズさんで提供されています。

また、三井E&Sシステム技研さんで設置場所にあった自動測定装置を提供しています。
面形状はもちろんの事、幾何要素だけで良い等、ニーズに合わせた自動測定装置をカスタマイズしてくれますよ。

ワークを置くだけで測定できるの?

ワークを置くだけで測定できるの?

自動測定装置と言っても、ワークを置くだけで測定できる訳ではありません。勘違いされる方もいますので、ちょっとご説明いたします。

測定する場所にワークをセットして、ボタンを押すだけで測れるわけではありません。
なぜなら、 コンピューターには、どこをどのようにスキャンすれば良いかわからないからです。
そこで自動で測る為には、ロボットに動きを教える必要があります(これをティーチングと言います)。
ロボットは教えてもらった台本通りに動作してスキャンします(これをティーチングプログラムと言います)。
ティーチングプログラムを作れば、ワークをセットしてボタンを押すだけで自動で測定を行う事が可能です。

プログラム?なんだか難しそうですね…

やった事が無い方には難しく思えるかと思います。ですが、最近のソフトウェアはとても優秀なので、ある程度はソフトウェア側で作ってくれます。簡単な形状なら全自動で出来る事もあるくらいです。
ソフトウェアがある程度作ってくれて、それを少し修正する事でプロダクトを作成する事が可能です。慣れれば短時間で作る事が出来ます。

少し前までは、ロボットの動きとスキャンの動きを別々に作り組み合わせて行っていたので、とても大変な作業でした。ですが、ここ数年で開発が進み、このように身近なモノになってきました。同じワークを何個も測る場合、自動測定装置を検討しても良いと思います。

ご注意ください!ワークを1個しか測らない場合は、手で測定した方が早いです。ワークの数がそれほど多くない場合も同じです。自動で測るモノの数や日数、ティーチングプログラムを作成する時間を考えないといけませんよね。

*うちの場合はどうかな?自動にした方が良いかな?もっと詳しく教えて!等
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