第32回:トレーサビリティ?

トレーサビリティって何?

みなさん、3Dスキャナーを選ぶ際に気にする部分って何ですか?
まずは、精度!って方も多いと多いと思います。そこで今回は精度保証のお話です。

トレーサビリティとは、追跡可能性と言う事です。ここで詳しくお話いたします。

3Dスキャナーって測定器である事はご存知だと思います。
では、測定器って何でしょうか?
3DSTでは、測った精度を保証できるモノを測定器と呼んでいます。
測ると1mmとか2mmとか数値を取得できますが、その1㎜って何を元に算出していますでしょうか?その算出方法が曖昧なモノ(計算で成り立つ等)は、その精度を保証できるでしょうか?ちょっと不安になりますよね?

では、測定器の精度の保証ってどうなってるの?って思いますよね?
3Dスキャナーは、キャリブレーションって言う測定前の儀式?があります。

キャリブレーションって2つの意味があります。
1.ちゃんと動くかどうかの確認
2.精度がちゃんと出ているかどうかの確認 です。

ちゃんと動いて、ちゃんと測定精度が出ているかを確認(補正)しているのです。
なので、キャリブレーションを怠ると測った数値が合っているかどうかわからなくなりますよね。

キャリブレーション治具が重要なのです!

キャリブレーションすれば精度を確認できますが、キャリブレーションの時に使う治具が重要なのです。

マスターゲージ等と言われているキャリブレーション用の治具。
これによって3Dスキャナーの精度は保証されます。
キャリブレーション用治具には、細かい数値で長さが記載されています。お持ちのモノを確認してみてください(お使いの方はわかりますよね)。

このキャリブレーション用治具の数値は、3Dスキャナーよりももっと精度の良い三次元測定器で測った値が付けられています。
では、その三次元測定器の治具は?と思われた方、3Dスキャントータルアドバイザーに近い実力をお持ちです!
そうなんです、3Dスキャナーのキャリブレーション用治具の値を付けている三次元測定器の治具も更に精度の良い三次元測定器で値を付けられています。

このように、ドンドン精度を遡り、この治具は何によって値を付けられているかを“追跡”出来る事をトレーサビリティって言います。

お使いの3Dスキャナーのトレーサビリティってどうなっていますか?
ご存知無い方は、購入した代理店やメーカーに問合せてみてください。しっかりとしたトレーサビリティを記していただけるはずです。

また、これから3Dスキャナーの導入を検討している方、導入前に代理店やメーカーに「精度保証ってどうなってますか?トレーサビリティを記してください」と問いかけてください。

使う測定器の精度が曖昧な状態だと、データの信頼性が低下しますのでご注意ください。

3Dスキャナーをすでにお使いの方は、キャリブレーション用治具を毎年校正に出してください。
長い時間かけて長さが変わりますのでご注意ください。

もっと詳しく聞きたい!

当会ではいつでも対面またはwebでご説明(初回無料:2回目以降有料)いたしますので、興味をお持ちの方は是非お知らせください(メール相談は無料です)。
もっと詳しく聞きたい方は、事務局(info@3dst.org)までご連絡ください。

すでに、多くのの企業様で、「良いも悪いもお話していただき相談して良かった、検討している最中のモノだとやりたい事が出来ないのがわかり導入機材が明確になった」、等の声を頂いています。セカンドオピニオン的な感じで気軽にご相談ください。

*まずは無料相談を!是非お問合せください!

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