第35回:Scan Quality

すきゃん くおりてぃ?

「3Dスキャナーで取ったデータにノイズが多くて処理が大変です」
ってことを聞くことがあります。
ノイズって良い時もあれば、悪い時もありますが、後処理をスムーズに行う為には、データの良し悪しが大きく左右します。
今回は、そんなデータの良し悪しのお話です。

Scan Qualityって聞いたことありますか?
3DSTでは、3Dスキャナーで取得した生データをこの「Scan Quality」と言う言葉を使って判断します。「このスキャナーはScan Qualityが高い」などと。

では、実際にScan Qualityの例を簡単に紹介します。

上の画像を見てください。左側がScan Qualityの低いデータです。表面がボコボコしていて粗い状態なのがわかると思います。
右側がScan Qualityが高いデータです。見た目がだいぶ違いますよね?
3Dスキャナーの違いで取った生データがこのように見た目でわかるくらいデータの質の違いが判ると思います。

データがボコボコしていたらスムージングかければ?

Scan Qualityの低いデータでもスムージング(平滑化)と言う表面を滑らかにする処理をすれば表面の粗さは解消されていきます。それで良いじゃんって思われる方もいるかと思います。寸法精度を気にしないで、カタチだけが取れれば良いと思って使われている方はそれで十分かと思います。ですが、量産品等の寸法精度が重要で且つカタチの再現性を重視される方にとっては、ダメですよね?

スムージング処理を行うとどうなるか簡単にお話します。

上の図のように、スキャンデータは、面の反射や外乱の影響で本来あるべき面の上下に点が発生します。Scan Qualityが低いとそれが顕著に現れます。 スムージング処理を行うとこうなります。

低く、データが粗いとこの並び替えが激しくなり、更に面から離れていってしまいます。

簡単にご説明しましたので、あれ?って思われる方もいるかもしれませんが、その辺りはご配慮くださいね。

もっと詳しく聞きたい方は、事務局(info@3dst.org)までご連絡ください。

もっと詳しく聞きたい!

当会ではいつでも対面またはwebでご説明(初回無料:2回目以降有料)いたしますので、興味をお持ちの方は是非お知らせください(メール相談は無料です)。
もっと詳しく聞きたい方は、事務局(info@3dst.org)までご連絡ください。

すでに、多くのの企業様で、「良いも悪いもお話していただき相談して良かった、検討している最中のモノだとやりたい事が出来ないのがわかり導入機材が明確になった」、等の声を頂いています。セカンドオピニオン的な感じで気軽にご相談ください。

*まずは無料相談を!是非お問合せください!

Translate »