第38回:座標変換基礎知識:面-軸-原点

座標変換?

座標変換の基礎知識として変換方法をご説明します。
「え?もう知ってるよ、今更…」
と思われる方もいると思いますが、これから三次元に携わる方もいると思うので、ご説明します。
そもそも何で座標変換が必要なのでしょうか?
3Dスキャナーは、スキャナー独自の座標系(空間位置)を持っています。その為、データを比較する為に位置を動かす、扱いやすい位置に動かす等のスキャンしたデータを動かす行為が必要になります。その事を座標変換、または位置合わせを呼びます。

座標変換は大きく分けて2種類しかありません。

・3-2-1(面-軸-原点)
設計基準値を活用した座標変換手法であり、すべての座標変換の基礎となる部分である。 ・ベストフィット(最小二乗法)
ワークの形状を活用し平均的に座標変換を行う手法であり、おおよその座標変換を行う際に活用する事が多い。また、基準(データム)が存在しないワークの座標変換を行う際のは、部分ベストフィットと言われる手法を活用する場合もある。

面軸原点?

今回は3-2-1、面軸原点について説明します。
A4用紙2枚を重ね合わせるときに、紙の端と端を合わせますよね?無意識に合わせていると思いますが、その合わせ方が、この面軸原点に似ています。と言うかまさにその方法です。

座標変換すべての元になる基本の「き」です。
以下のように点の数で要素を作成する。3点:平面 2点:線(軸)1点:点(原点)変換元の平面と変換先の平面を選択し、その後、線(軸)を選択する。線(軸)上でワークが線(軸)方向に移動できてしまう為、点(原点)を使って移動を固定する方式。座標変換のすべての元となる方式である。

活用場面例:座標変換するのに基準となる突き当て平面(段差平面含む)や穴位置などがある場合、基準に従って座標変換する場合に活用する。また、測定座標系を作成する際、ワークを固定する位置を用い、予め座標を作成しておく事でワークを置き換えても同一座標系で 測定を行う事が可能。

なんとなくわかったけど…

簡単な説明になっていまいました。ゆっくり説明できれば良いのですが、web上ではニュアンスが伝わらないかなと…

もっと詳しく聞きたい方は、オンデマンド講座の3Dスキャンの基礎、セクション4をご覧ください。

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