第43回:建築で3Dスキャナー?

建築って建物の事?

最近は、既存建物のリノベーションして活用しようと盛んです。ですが、建設時の図面が残っていない、当時の図面と違っている等の問題が発生する事も多々あるようです。
今回は、3Dスキャンの基礎のお話しです。

最近の建築設計は3DCADを活用して、設計されています。BIMなんて言います。
BIMとは、「Building Information Modeling」の略で、三次元の建物をパソコン上で構築するシステムになります。ご存知の方も多いと思いますが、完成図を3Dで再現できるので、シミュレーションもしやすく、ビジュアル的に見やすくもなります。

その為、元々3Dデータがある建物だと再設計しやすいですが、何年も前に作られたモノなので、3Dデータはありませんよね?そもそも図面自体があやふやだったりもすると思います。

そんな時に、役に立つのが3Dスキャンです!

建物全体を3Dデータ化するので、その3Dデータを活用して、オフィスにいながら各部位の寸法を測ったり、図面化する事が出来ます。とても便利です!

但し、注意する必要もあります。

何となく3Dスキャンすると、地面が傾く、測りたい部分のデータが抜けていて測れない、データ量が多すぎてパソコンで開けない等々、様々な問題が発生し、せっかく3Dスキャンしたのに使えないデータになってしまう…何てこともしばしば発生します。

これまでのコラムでも書いてますが、3Dデータは活用する目的により、しっかりとデータ取得する必要があります。どのように3Dデータを使うのか、はっきとした目的がとても重要です。

そんなに精度はいらないんですよ

建築関係のお仕事されている方は、そんな高い3Dスキャナーなんていらないよ、って言われる方も多いと思います。現場では巻き尺で十分だしね、って。
何でも3Dデータでなくても、もちろん良いと思います。

3Dスキャナーも巻き尺も測量器も、一つのツールに過ぎません。だからこそ、必要な時に必要な測定器を選ぶ事がとても重要です。木材の幅を測りたいだけなのに3Dスキャナーで、ってなると生産性が悪かったりもしますよね。

どんな事が出来るのかわからないから、目的も曖昧…

最近話題だから、一度試してみたいんだけど…何をすれば良いのかがわかりません。って方も多いと思います。インターネットで調べてもよくわからないのも事実だと思います。

測り側のスキルはもちろんですが、3Dデータを使う側も知識とスキルが必要です。
必要なデータかどうか、わかるくらいの知識が無いと良し悪しを判断出来ませんよね?

理屈はわかるんだけど…って思われたら、是非当会にご相談ください。
また、当会認定の”3Dスキャントータルアドバイザー”にご相談ください。
良く分からないから教えてって感じで構いませんので!

もっと詳しく聞きたい!

当会ではいつでも対面またはwebでご説明(初回無料:2回目以降有料)いたしますので、興味をお持ちの方は是非お知らせください(メール相談は無料です)。
もっと詳しく聞きたい方は、事務局(info@3dst.org)までご連絡ください。

すでに、多くのの企業様で、「良いも悪いもお話していただき相談して良かった、検討している最中のモノだとやりたい事が出来ないのがわかり導入機材が明確になった」、等の声を頂いています。セカンドオピニオン的な感じで気軽にご相談ください。

*まずは無料相談を!是非お問合せください!

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