第45回:位置合わせの事例

位置合わせの指示書?

3DスキャンしたデータをCADデータと位置合わせを行う際、自分では出来るけど、他の人に同じように合わせて欲しいと言う時にどう言う風にお願いしますか?
「こうやったから同じようにやって欲しい」と言葉で伝えていると思いますが、ちゃんと出来ているか不安になる方もいると思います。
今回は、そんな時に役に立つ位置合わせの指示書?(偉そう?)についてのお話しです。
(私の経験からこんなモノがあったらなと言う感じです(笑))

【位置合わせ事例】
自動車のドアパネルの位置合わせになります。
3DスキャンしたデータをCADデータへ位置を合わせる時にどこを使って位置合わせしますか?
ベストフィット(最小二乗法)で位置合わせするのが簡単なやり方だと思いますが、その手法で製品の出来栄えをちゃんと知る事が出来るでしょうか?
真ん中は合ってるけど、端っこはずれてるように見える、全体は合ってるように見える、など何となくわかるかと思いますが、他の部品を付けるとなるとそれだと困りますよね?

穴や平面を使って位置合わせを行えば、知りたい部分は見えてくると思います。自分では出来ているけど、他の人にやってもらう時に同じように出来るのか不安になる方もいると思います。そこで、簡単な指示書?を使ってみてください。

下記画像は、一例になります(あくまでもイメージとして捉えてください)。

どこの要素を使って、どの軸を拘束すれば良いか、これだけで十分だと思います。
位置合わせをしっかりやれば、あとは知りたい部分を検査(カラーマップ、幾何要素のズレ、板どまり等)すれば、多くのワークをスキャンしても、別のワークをスキャンしても同じように知る事ができるはずです。

他の方法は?

近年、ソフトウェアの機能向上によって、予めプログラムを組んでおけば同じように位置合わせを行い、検査を行う事ができると思います。
ですが、位置合わせで使う要素や検査したいポイント等を決めておかないといけませんので、まずは手作業で各要素を選択する事が必要になりますよ?CAD上で定義しておくこも出来ると思いますが。

そもそもスキャンの仕方が…

理屈はわかるんだけど…写真の意味がわからない、そもそもスキャン自体が良くできないんですよね…って思われたら、是非当会にご相談ください。
また、当会認定の”3Dスキャントータルアドバイザー”にご相談ください。
良く分からないから教えてって感じで構いませんので!

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当会ではいつでも対面またはwebでご説明(初回無料:2回目以降有料)いたしますので、興味をお持ちの方は是非お知らせください(メール相談は無料です)。
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