第48回:精度と分解能の違い

精度と分解能?

以前のコラムで精度と解像度のお話しをしました。解像度を高くしても精度は変わりませんよって。今回は、よく混同される精度と分解能のお話しです。

精度と分解能って違うの?って思われる方もいるかと思いますが、精度と分解能は明確な違いがあります。

精度:精密さの度合い
分解能:測定できる一番小さな値

ん?よくわからないぞ。と思うかと思います。

え?同じじゃないの?

3Dスキャナーで言うところの精度とは、測定した寸法を物理的な値を算出し保証できる事を前提としています。
ワークをスキャンして、点同士を測定したら1mmでした。では、その1mmって本当ですか?ってなりますよね?
1mmを物理的に測定出来ているかが重要になります。よく千分台(0.001㎜とか)を測れますかと聞かれますが、0.001㎜で数値は出ていますが、ちゃんと測れているかは物理的に確認できないです。0.001㎜を保証(ちゃんと作られている)できるゲージが無いんです…

では、分解能とはどう言う事かと言うと、スキャナーで認識できる一番小さい値、すなわち計算上、ここまでは認識できますよって意味になります。
計算上になりますので、0.0001㎜などと言う数値も出てくるんです。
物理的に測れているかは問われず、計算上の数値になります。それが分解能です。

精度は物理的な値、分解能は計算上の値!

3Dスキャナーの評価で”精度”は重要な要素の一つです。
ですが、精度と分解能が混同している事もありますので、あれ?って思ったらメーカーにお尋ねください。
「精度はどれくらいですか?分解能はどれくらいですか?」と。両方聞いてみるのとその違いがわかります。

明確な回答が得られないと不安になりますよね…

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