第53回:安価な3Dスキャナーって?

安いモノってあるの?

3Dスキャナーは非常に高額です。1千万円~数千万円はします。
中には1億円を超えるモノも存在しています。導入を検討されている方の中には、費用対効果を算出するのに苦労している方もいるかと思います。私も以前そうでした(笑)

ですが、それにはちゃんとした理由があります。
露光調整を自動でやってくれるモノや付属のソフトウェア内で検査からレポート作成まで自動で行えるモノまで様々な機能が付いています。
初めて使う方でも、データを取得するのに苦労しないように作られています。
ソフトウェアの作り込みが響いていますね。

そのような中で近年、安価な3Dスキャナーが市場に提供されるようになりました。
500万円以下で提供され始め、数十万円で購入できるようなモノまであります。

パターン投影ステレオカメラ式や光切断ハンドヘルド式(Handy Scanner)のモノまで提供されています。
具体的に製品名を教えてって方は、当会までお問合せください。

安くても性能は同じですよね?

第22回のコラム『高価なスキャナーと安価なスキャナー、何が違うの?』でも書いていますが、その違いは保証されているか否かです。
保証とは…正しい手順でデータ取得を行えばその寸法は正しい値である。と言う事です。

では、安価な3Dスキャナーって撮ったデータの寸法って正しくないの?って思われる方も多いかと思います。正しいかどうかは、その正確さにあります。
0.1mmの単位で測れるか、1mmの単位で測れるかの違いです。
言い換えれば、ノギスか巻き尺かの違いですね。

安価な3Dスキャナーが決して正しく無い訳ではありません。
求める寸法精度により変わると言う事になります。

この製品は、0.2mmで正確に測らなければならないって時に、2mmの誤差で測るのは間違っていますよね?
この場合は、アンダースペックになってしまい、実際にみたい部分がぼやけて見えなくなってしまいます。その逆もしかりで、1mm程度の誤差で測れれば良い所に0.1mmの高額な3Dスキャナーを使うと、寸法ばかりが気になり、思うような作業が出来ないなんて事も発生します。

以前と違い、様々な価格帯の3Dスキャナーが多く提供されるようになりました。
今求めているモノで何が良いのか、検討していただければと思います。

3Dスキャナーの数が多くてわからないんですが…

もっと詳しくお聞きしたい場合は、是非当会にご相談いただくか、当会認定の”3Dスキャントータルアドバイザー”にご相談ください。

当会ではいつでも対面またはwebでご説明(初回無料:2回目以降有料)いたしますので、興味をお持ちの方は是非お知らせください(メール相談は無料です)。
もっと詳しく聞きたい方は、事務局(info@3dst.org)までご連絡ください。

すでに、多くのの企業様で、「良いも悪いもお話していただき相談して良かった、検討している最中のモノだとやりたい事が出来ないのがわかり導入機材が明確になった」、等の声を頂いています。セカンドオピニオン的な感じで気軽にご相談ください。

*まずは無料相談を!是非お問合せください!

Translate »