第59回:スマートフォンで3Dスキャン

スマホで3Dデータが出来るって聞きました

スンマートフォンのカメラを使って、3DデータにするAppがありますよね。
それってどうなんですか?と聞かれる事があります。
カメラ、すなわち写真だけを使って3Dデータにする技術は随分前からあります。
ワークを様々な方向から写真を撮影し、写真同士を繋ぎ合わせて3Dデータにします。
三角測量の原理から2枚以上の写真が必要なのはわかると思います。

そのデータってどうなの?

写真だけで3Dデータにしたデータは、色も付ける事が出来ます。
色合いも知りたい時には良いかも知れませんが、明るさによって色が変わるので注意が必要です。

カメラの解像度にもよりますが、データ自体は粗くなりがちです。
また、寸法が出ませんので注意が必要です。
写真から長さを出すには対象となるモノと比較するモノが必要になりますよね。
魚釣りが好きな方は分かるかと思いますが、釣った魚の写真を撮る際に対象となるモノを並べていたかと思います(たばこの箱とか)。
長さが分かるモノを入れて写真を撮る、あるいは予め長さを計算させておくケースもありますが、
写真の特性上、必ず同じ数値になるかと言えばなかなか難しいです。

スマホのデータはやっぱりダメなんですか?

ダメとは言い切れません。3Dプリンターで復元する等では使えるデータです(多少の修正は必要ですが)。
スマホで撮ったデータは当会のTwitterで見れますので、そちらをご覧ください。
写真を撮るコツもあります、適当に撮っているように見えて実はノウハウがあります。
反射が無いように撮る、背景がかわらないように撮る、何枚撮るなどです。
最初は思ったようなデータにはならない事が多いですが、慣れれば、コツが分かればちゃんと3Dデータに出来ます。
ですが、上述の通り長さが曖昧なので検査等で使うのは、困難です(使う方法はありますが)。

何回も失敗しないと無理かな

そんな事はありません。スマホのカメラを使った体験会を準備中です。
写真の撮り方から3Dプリンターで造形するまでの体験になります。決まり次第Twitterでお知らせします。ご興味のある方は是非ご参加ください。

また、当会ではいつでも対面またはwebでご説明(初回無料:2回目以降有料)いたしますので、興味をお持ちの方は是非お知らせください。
もっと詳しく聞きたい方は、事務局(info@3dst.org)までご連絡ください。

すでに、多くのの企業様で、「良いも悪いもお話していただき相談して良かった、検討している最中のモノだとやりたい事が出来ないのがわかり導入機材が明確になった」、等の声を頂いています。セカンドオピニオン的な感じで気軽にご相談ください。

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