第63回:ロータリーテーブル(回転台)

ロータリーテーブルは便利?

ロータリーテーブルはとても便利です。
ワークの反対側をスキャンしよう、スキャナを回り込ませて…って思ったより大変です。
そんな時に便利なのがロータリーテーブルです。ようは回転台です。
そんな便利なロータリーテーブルにも欠点があります…

第51回:ワークとスキャン、どっちを動かす? でも掲載しましたが、物体には慣性法則があります。
止まっているモノはその場に留まろうと、動いているモノは動き続けようとします。
そのため、回転させるとワークはその場に留まろうとするので、若干動いてしまします。軽いワークは尚更です。
そのため、ロータリーテーブルの扱いには注意が必要のなるわけです。

ん?使えないの?

使えない訳ではありません。しっかりと固定する事が重要なのです。
単に置くだけだと動いてしまう可能性がありますので、しっかりと固定してください。
固定って言われてもねー、って思うかもしれません。そんなに難しく考える必要はありません。
軽いワーク(樹脂製品等)は、両面テープで貼り付けるだけで、変わります(本当だよ)。

鉄製の重いワークは、そのままでも大丈夫ですが、回転速度が速いと動いてしまう可能性があるので、ゆっくり動かすようにしてください。

ちょっと相談したい

スキャナメーカーで開発されているロータリーテーブルは、回り始めと終わりの際に、減速する機能が備わっているので、ワークが動きづらいようになっています。
自動で回って欲しい方は、市販のロータリーテーブルよりもメーカーで開発されたモノを導入するようにしてください。

微妙に回転させて、細かくスキャンしたいとお考えの方は、手で回せる回転台を使う方法もあります。
昔の中華料理屋(古いですかね…汗)でよく見かけた回転テーブルです。
ベアリングを使って、滑らかに回転させるように作ってみても良いかと思います(笑)。

また、台の上は平面になっている事が多いです。同一平面上に参照点(ターゲットシール)を貼るのも良いのですが、できれば3D空間を意識して、少し立体にした方がデータ合成の誤差を限りなく少なくする事ができます。マグネットブロック等を置いて参照点を3軸で捉えるようしましょう。

当会ではいつでも対面またはwebでご説明(初回無料:2回目以降有料)いたしますので、興味をお持ちの方は是非お知らせください。
もっと詳しく聞きたい方は、事務局(info@3dst.org)までご連絡ください。

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